広報ブログ
https://www.healios.co.jp/news/2019-2-13_fy2018/
■赤字拡大とその要因
営業損失が増加。大きな要因はアサシスとの契約拡大のための約21百万ドルの戦略的投資か。しかし、この戦略的投資によりヘリオスはアサシスの8.7%株保有す筆頭株主へ。ライセンス権・オプション権の拡大により、実質ヘリオスが計画中の全ての研究・開発(全世界)での開発・販売が可能となっている。アサシスのMultistemとiPSなどを組み合わせた研究も進めるようだ。バイオベンチャーで研究開発費の償却なんで当たり前だし、意味のある赤字で今後の成長につながる!今後に向けてはポジティブ要因が多い!!
■ポジティブ要因①Multistemに関する研究開発、販売権拡大
赤字要因で述べたように実質、現在計画されている全ての疾患、研究領域において、全世界での開発、販売、その他複数権利を得ている
■ポジティブ要因②ARDS試験
ちょうどサンバイオショックの少し前にARDS試験海外データが公表されていたため、かなり存在がかすんでいた印象だが笑、治療法がなく、死に至るARDSで安全性、有効性の傾向がみられたことは日本でのP2試験の強い追い風といえるだろう。P2が成功すればP3なしで一気に申請のシナリオで成功確率が限りなく高いとみた!ちなみにIRの海外データ資料わかりにくかったけど、広報ブログで解説されていたよ(IRに問い合わせた笑)
https://www.healios.co.jp/news/2019-1-30-ards/ よい結果!ていうのが強調されていた笑!
■ポジティブ要因③脳梗塞急性期:
以前から示されている有効性に関するデータに加え、第三者委員会で安全性に問題ないとの判定。このまま問題なく治験を継続できる。
その他のパイプラインとサンバイオとの比較!(やってることも株価も連動しがちw)
ヘリオスとサンバイオの違いは・・・?
■iPS分野
もうちょっと進捗が知りたいところ。治験準備や共同研究は進んでいるみたいだけど。資料出てすぐだからもうちょっと詳しく見てみよう笑
■臓器原基
いやー。中国のゲノム編集も話題になってたけど、細胞から臓器(のモト)ができるなんてすごい時代笑。子会社もつくって本格的に稼働しているようで今後注目したい。
■がん領域
何気に決算短信にがん免疫細胞の作製について書いてあった!
〈次世代に向けた研究活動〉 遺伝子編集技術を用いた、HLA型に関わりなく免疫拒絶のリスクの少ない次世代iPS細胞に関する研究活動の他、 iPS細胞技術と遺伝子編集技術を組み合わせた次世代がん免疫細胞の作製に向けた取り組みを開始してる!!これは期待!!
■サンバイオとの比較
①失敗したサンバイオは同じ脳梗塞でも慢性期なので細胞の投与が発症から6ヶ月以降。
ヘリオスは発症36時間以内。急性期だとリハビリの影響でプラセボが回復してしまう可能性も低い(=失敗要因が少ない)
サンバイオ | ヘリオス |
慢性期(発症6-90か月) | 急性期(発症36時間以内) |
成功した試験は対照群なし 失敗した試験は対照群比較で | 既に対照群比較で |
②パイプライン
試験の比較ではないが、サンバイオはSB623一本、
ヘリオスはMultistem,iPS,臓器原基に加えがん領域にも進出しようとしている。
サンバイオとはひと味もふた味も違うヘリオス。
積極的な研究開発や提携などの効果も期待したい!!
株神
ここから先の閲覧にはログインが必要です
ログイン・会員登録はこちら